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2005年12月25日 (日)

30年前

30年前の昨日は、当時の鉄道趣味者には“衝撃の日”でした。

30years 昭和50年12月24日・・・その日は、国鉄の本線上で、最後の蒸気機関車牽引の列車が走った日でした。北海道の夕張線の上り最終列車がD51241によって運転され、それが国鉄線のSLの最終列車となったのです。

そして、その日をもって本線の蒸気機関車は全廃になったのです。

今月発売の鉄道雑誌ではその事を大きく扱い、多くの写真で当時を再現していました。

私は当時大学3年生でした。蒸気の撮影は、夏休みに渡道して夕張線、室蘭本線、幌内線で楽しんで来ましたが、最後の日々には行きませんでした。

資金面の問題よりも、心情的な面がネックになっていました。

今でもお別れ運転等には行きたいとは思いませんが、当時はもっと強くそう思っていました。

それに現在とは違い、山形県の片田舎で一人細々と鉄道趣味を楽しんでいる様な人間には、本当にいつが最終日になるのか?と言うような情報は、なかなか入手できないと言う面も有りました。

昭和50年にはSLが全廃になると言う情報は有りましたが、お別れは夏に済ませたと言う気分でした。

そして12月24日は、私は大学の同級生たちと借りていたアパートで、大家さんも招いてクリスマスパーティー。翌日は大学写真部のコンパが有り、両日とも飲んだくれていました。

しかし後日、北海道でSLの最終列車が走ったというニュースを知って、なぜか胸にポッカリと穴が開いた様な気分になりました。

昭和49年のフィルム消費量・・・135本。

昭和50年のフィルム消費量・・・70本、ただし夏の北海道までで50本使用。

昭和51年・・・52本,昭和52年・・・45本,昭和53年・・・30本

鉄道写真ばかり撮っているわけでは有りませんが、それにしてもSL全廃で「鉄」に対する意欲が薄れたのがはっきり判ります。

SL全廃をきっかけに、鉄道趣味からきっぱりと足を洗った人も数多く居たと聞いています。

しかし、最近そんな人達がまた復活してきています。もちろんJRのD51やC57、そして真岡鉄道のC11,C12の復活と日常的な運転が、そんな人達を引き戻したようです。

私も、また1年間に何回も磐越西線や只見線に通い、蒸気機関車の音と匂いを楽しんでいます。

また年間のフィルム消費量が増えてきたようです(^^ゞ

しかし、今年はSL撮影の締めくくりのC57クリスマストレインが、大雪のために運休になってしまいました。これは残念!!

そうなると、次のSL運転は2月の磐越西線D51かな?

こんな風に、福島県は結構頻繁にSL運転が有るので、恵まれています。地の利を生かして、細く長くこの趣味を続けて行こうと、SL全廃30年を機会に改めて決心したのでした。

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コメント

お元気ですか?

投稿: ピアニカ | 2005年12月27日 (火) 10:43

☆ピアニカさま
はい、元気ですよ。
ただ、ここのところ毎日6時起きで7時に出勤し、帰ってくるのが9時過ぎなので、あまりメールとかブログ書き込みとか出来ないで居ます。
この前の連休は、大雪でSL撮影に行けなかったので、ちょっとめげましたけど(^^ゞ

投稿: あべくま | 2005年12月28日 (水) 23:18

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