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2006年8月26日 (土)

2006年懐古の旅

大袈裟なタイトルですが、前回の続きです。
8月20日のばんえつ物語号撮影のPart2で、午後の部になります。

水戸屋さんでの昼食後、下りのばんえつ物語号までかなり時間が有ったので、日中線の名残を求めて喜多方市内から旧熱塩駅あたりまでうろついてきました。

☆線路跡と保存車両
Dscn2867_1 日中線の線路跡は、喜多方駅付近から3kmほどは「しだれ桜散歩道」と言う遊歩道になっていました。
この写真は4月末に撮影したものですが、遊歩道に沿ってしだれ桜が並び、花が咲く頃はとても見事です。
そしてその遊歩道の中に、蒸気機関車と小さなディーゼル機関車が保存されています。
蒸気機関車は、元会津若松運転区にいたC1163です。

Dscn4622 C1163は、以前は小出にいて全通前の只見線で活躍していました。その後小出→小牛田(陸羽東線石巻線管理所)→会津若松と移動して最終的に会津地区で廃車を迎えました。
全通前の只見線で、旧只見線と会津線(只見方)の両方で活躍した、貴重な車両です。
私自身は石巻線で初対面し、その後会津地区で再会しています。 

Dscn2870 これは喜多方駅構内に隣接している昭和電工喜多方工場で、入換に使われていた昭和28年新潟鉄工所製のディーゼル機関車です。(これも撮影は4月です)
ディーゼル車としてはかなり古い機関車で、貴重な保存車両です。
C11と比べると本当小さくて可愛い機関車ですが、雪国だけあってスノープラウは立派です。

せっかく機関車を見にきたものの、暑いし蜘蛛の巣がいっぱい張っていてあまり良いコンディションで機関車の撮影ができないので、今回はほどほどで引き上げました。


次に向かったのは、会津加納駅方面でした。濁川に掛かる有名な鉄橋は既に撤去されていましたが、すぐ隣に有った道路橋は(たぶん)昔の位置にありました。
線路跡をたどりますが、付近の道路がすっかり変わってしまい、会津加納駅の跡は判りませんでした。続いて向かったのは当然終点の熱塩駅です。

Dscn4623

ここは日中線記念館として駅舎は当時のままに残され、ほかに構内にラッセル車と旧型客車が保存されていました。

駅舎内には、当時の写真やサボ、ヘッドマークなどの資料が保存されていますが、今回初めて見ることができました。   

   

   

Dscn4628_1 保存車両はキ100と言う形式のラッセル車とオハフ61と言う旧型客車です。

オハフ61は、かつて福島客車区に所属していた車両です。

以前見に来た時は結構痛んでいましたが、最近補修されたと聞いてどんな具合になったのか興味津々でした。以前と比べると、客車の側面の痛みも補修され、車両全体も再塗装されて見違えるようでした。

Dscn4629 車体の標記文字も検査標記まできちんと書かれていました。

保存車両も置かれてから長く経つと補修もいい加減になり、標記文字など適当になる場合がありますが、ここはそんなこともなく管理者の方の熱意を感じられました。

こういう車両を見ると嬉しくなります。

☆下りばんえつ物語号

そろそろ良い時間になったので、磐越西線沿線に戻りました。

Dscn4639 下り列車はどこで撮ろうか相談した結果、濁川の鉄橋を渡った直線部分で撮ることにしました。いつも三洋電子の駐車場や、その先の松野踏切などで撮っているので、たまには別の所で撮りたいと意見が一致したのです。
喜多方駅を発車した列車は、夏らしい黒煙を吐いてやってきました。

季節がらあまりすっきりとはしませんが、遠くの山並みも見えてよい具合でした。

これで今回の撮影行は打ち止め。のんびりと郡山に向かい、郡山駅で降ろしていただきました。

全区間運転してくださったきぬやまスカンクさんには、感謝感謝です。

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2006年8月20日 (日)

小さい秋見つけた

きぬやまスカンクさんに誘われて、磐越西線にC57を見に行きました。
大先輩の仙台在住のKさんも御一緒で、3人で楽しく行って来ました。
行程は7月30日と同じで、郡山駅で拾っていただき、そのまま車で日出谷まで行きました。

☆日出谷 平瀬地区
Dscn4608 踏切近くの田圃の稲は、もう穂が出て垂れ下がり始めました。
今日は踏切の北側に人が集まっていました。
花を入れて撮ろうとしているのでしょう。あそこは難しいと思うんですが・・・。
C57はそこそこの煙でした。お客さんは満員の様でしたので、これなら来年の運転も安泰でしょうね。
写真は、先月末とほぼ同じアングルでした。
定点観測する気か?(一人突っ込み)(^^ゞ  

☆豊実トンネル入り口
Dscn4610 この場所は、いつ行っても煙には恵まれます。
8月のヘッドマークは親子連れ(?)のあかべぇです。ちょっと良く判りませんが・・・。
この日も前回同様に追っ駆けの人が少なくて、場所選びは楽でした。

   

   

☆野沢のオーバークロス
Dscn4611もうススキの穂が出ていました。
秋ですねぇ。
まだちょっと列車と絡めるには難しい場所でしたが、だんだん撮りやすい場所にも増えるでしょうから、これから挑戦してみたいですね。
写真の方は、7月末よりは煙が少なめでした。

   
☆荻野漕艇場横
Dscn4613 夏休みの合宿でしょうか、学生さんが大勢うろうろしていました。
昼食のため、宿舎(近くには民宿が沢山有ります)に戻るところだったのでしょうか?
ここでカメラを構えているのは、我々だけでした。
他の追っ駆け組みは何処にいったんでしょうか?
穏やかな川面を入れてみましたが、寒い時期ほど煙が目立たないので、あまりパッとしない絵になりました。
    
☆慶徳トンネルに向かって
Dscn4614 山都~喜多方は、またも有名お立ち台のSカーブに行きました。
ここは前回よりも人が居ましたが、それでも最終的に10人くらいでしたから、まだまだ少ないですね。
前回はヤマユリはまだ咲いていませんでしたが、今回は花は終わっていました。
なかなかちょうど良い時に行くのは難しいですね。
この場所は、遠くからだんだんと音が近づいて来るのも楽しめるし、目の前を通過してからも慶徳トンネルに入るまでは途切れ途切れにドラフトが聞こえるのが、大変良いです。
☆久々の山都の蕎麦
Dscn4616 お昼は久し振りに山都のお蕎麦を食べました。
いつもの水戸屋さんです。
さすがに天ざるは食べる気がしなくて、さっぱり系狙いでたかとう蕎麦を頼みました。

これで午前の部は終了です。
  
( 続 く )

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2006年8月14日 (月)

航空ショー

8月になって、IN THE WINDのライブが2日続けて有ると知り、そのどちらかでも行ければと思っていました。
場所は福島市大笹生(おおざそう)の福島スカイパークです。
8月12・13日の両日ここで「ふくしまスカイアグリ もも祭り」と言うイベントが有り、そのステージショーに出るとの事でした。
最初は、出勤の関係で行けるのは13日だけかと思っていましたが、12日も休みになりしかも昼前には家事からも解放されたので、意気揚々と出かけました。

12日は朝から小娘の医者通いに付き添い、その後は私の医者通い(月例行事です)でした。恒例の検診を終えて病院を出たあたりで猛烈な土砂降りになりました。
ただ、これは長時間続かず、だんだんと明るくなってきました。

Dscn4605_1  イベントは航空祭(?)なので、HPでは雨天決行とはなっていましたが雨ではつまらないと思ったのですが、晴れそうなのでやや安心して車を走らせました。

会場に着いたら、ちょうどアクロバット飛行の演技の最中でした。
これを暫く眺めてから、ステージの方へ行きました。

Dscn4564 ステージでは、100Wsの皆さんの演奏が始まったばかりでした。
演奏もMCも、とても楽しいグループですね。

「俺達が演奏すると晴れる。」と言っていましたが、その通り晴れました。  

  

しかし、イベントの順序はにわか雨のせいでぐちゃぐちゃ・・・。
100Wsの皆さんの後は津軽三味線の演奏があって、その後はやっとIN THE WINDの番かと思ったら、色々あって県警ヘリのデモフライトが有って・・・、その後でした。

Dscn4567 12日は予想外の菊地ご夫妻だけの出演でした。
でも、MCも演奏もほんわかムードで良かったです。
メンバーが多ければ多いなりに、少なければ少ないなりに、楽しませてもらえるのは嬉しい限りです。

   
   

最後はアクロバット飛行の演技でした。初めて見たけど、すごい迫力でした。
Dscn4583 飛行機は素人ですが、こういうのは好きです。
単発プロペラ機は、なんだか和みます(笑)
スホーイと言うアクロバット専用に開発された飛行機だそうです。   

Dscn4577 急降下して急上昇して・・・。

見ていると息つく暇が無いくらい次々と技が披露されます。

  

Dscn4578 連続してくるくる回っています。
目が回らないんでしょうか?
何かアホなことを聞いている様な気もしますが(^^ゞ   

Dscn4582 超低空を斜めになってカッ飛んで行きました。
凄い技です。
ついでに、シャッターのタイムラグのあるコンパクトデジカメで、我ながら良く撮れたもんだと、こっちにも感心しましたが・・・。

   

13日は朝から良いお天気でした。
会場も暑かったです。
Dscn4592 「IN THE WIND」の皆さん、この日は3名でした。
塩沢さんが参加されたので、選曲も前日とはがらっと変わりました。
人数が増えるとコーラスも演奏も厚みが増すから、聴いていて気持ち良いです。
「北斗星」「星笑」とオリジナル曲も聴けたし、よかったぁ\(^^)/

この後は、現地で合流した飛行機好きな友人の解説で、あちこち見て歩きました。
そして最後はまたアクロバット飛行。
12日と違い、上空には雲も有って煙で航跡を撮るのは難しかったけど、技はやはり凄かったです。
一度見ると、ちょっと癖になりそうですね。

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2006年8月 5日 (土)

星空コンサート

福島市の市政だよりで、吾妻山の浄土平で星空コンサートが有ると知ったのは、7月上旬の事でした。
市政だよりには、8月5日の演奏メンバーは載っていませんでしたが、その後IN THE WINDの皆さんが出演すると知って、がぜん気になりだしました。

その日は法事が有りましたが、要は飲まなきゃ良いんだと気が付きまして、法事が終わった後は着替えて山へ向かいました。

浄土平は磐梯吾妻スカイラインの吾妻小富士の麓にあります。
ここに行くには土湯ゲートと高湯ゲートが有りますが、私は土湯経由で行きました。
改修されて走りやすくなった国道115号線を走り、途中からスカイライン方面(国道115号線の旧道です)に行きました。

Mtbandai土湯峠のてっぺんから土湯ゲートを通り、スカイラインに入りました。
磐梯山が綺麗に見えました。
スカイラインを走るのは10年振りくらいでしょうか。吾妻山に星を見に来ていた頃が、とても懐かしく思い出されました。

100ws0805 星空コンサートの第1奏者は、100Ws(100ワッツ)の皆さんでした。
「星」と「夏」にちなんだ曲が次々と演奏されました。
「見上げてごらん夜の星を」「真夏の出来事」など耳馴染みのある曲ばかりで、ついつい小声で一緒に歌ってしまいました。
アンコールは「巨人の星」でした(^^ゞ   
Inthewind0805 続いては「IN THE WIND」の皆さんでした。
「北斗星」「星笑(せいしょう)」「北へ行く河」などのオリジナル曲や、「精霊流し」「花嫁」などのフォークの名曲が何曲も・・・。
美しいハーモニーにうっとりしてしまいました。

Yearcode0805 最後は「The Year Code Running Night」の皆さん。
「いやぁ、こでらんにぃない」と読むんだそうです(爆)
ちなみに、これはこのあたりの方言で「素晴らしくてたまらない。こたえられない。」と言う意味です。
怪しいオヤジと綺麗なお姉さんの組み合わせが何とも・・・(^^ゞ
「夜空の向こう」「地上の星」などを演奏されました。

ライブが終わったのは20時過ぎで、あたりはすっかり暗くなっていました。

Tsukiyo0805 空には月齢10くらいの月と、キラキラ輝く星達が・・・。
浄土平天文台で観測会をやっているとの事なので、そちらに行って見ましたが、望遠鏡には長~い列が並んでいたので、そちらはあっさりと諦めて、しばらくは肉眼で星を眺めて楽しみました。

ふと気が付くと闇の中から聞き覚えのある声が聞こえてきました。
昔会員だった頃お世話になった、福島天文同好会の佐藤事務局長さんでした。
福島市の依頼で、子供たちの観測会の先生役でお出でになったとか。
お忙しそうでしたが、ちょっとだけお話できて嬉しかったです。

長袖を羽織ってもちょっと肌寒くなってきたので、星空にも名残惜しいけど帰ることにしました。
帰りは高湯ゲート経由で下りました。

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