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2007年11月25日 (日)

ばんもの最終日

今日は、ばんえつ物語号の定期運行最終日でした。
このところ毎年最終日には撮影に行ってましたので、もちろん今年も撮影に行きました。
毎度お馴染みの、きぬやまスカンクさんと、ポチさんが御一緒の仲間でした。

Dscn7879数日前に会津地方は大雪に見舞われたようですが、ほとんど溶けてしまって、田圃などには雪は残っていませんでした。
今日は天気予報では一日良いお天気のはずでした。実際に福島では晴天でしたが、土湯峠を越えたら会津地方は、かなり深い霧に覆われていました。
毎度お馴染みの平瀬に行きましたが、日出谷駅10:38発の226Dが通過した時は、まだこんな感じでした。
Dscn7882なかなか霧が晴れずにやきもきしていましたが、11時20分頃から太陽が顔を出してきました。
棒掛山もきれいに見えてきました。
ばんえつ物語号は、5分ほど遅れてやって来ました。
Dscn7883すぐに撤収して追っ駆け開始。日出谷駅前を通過する際にチラッと見たら、列車は間もなく発車する様な気配でした。間に合うかどうか心配しながら、豊実トンネルの入り口へ急ぎました。
ここも良い煙で通過しましたが、列車は遅れを取り戻すべく、いつもより速いペースで走って行きました。
豊実駅前では列車が先行。49号線の上野尻のオーバークロスでは、もう遠くに列車が来るのが見えていて、野沢のオーバークロスでは車を停めてカメラを構えるのが、列車通過のギリギリ直前になってしまいました。
完全逆光ですが、白煙が輝いているからまぁ良しとしましょう。
Dscn7884 次は荻野駅手前の踏切で撮りました。
C57は、目一杯力行していきました。

上りの最後は、山都~喜多方の川吉のSカーブで狙いました。太陽が低くて、日陰の場所が多くなっていました。
目の前でちょっと空転したのには驚きました。

Dscn7888
昼食は、山都の萬長さんで、新蕎麦を食べました。
私はキノコそばと揚げまんじゅうを注文しました。
キノコたっぷりで、美味しいお蕎麦でした。
Dscn7887これが揚げまんじゅうです。
会津地方では、まんじゅうの天ぷらは、ごく普通にご飯のおかずとして食べられているそうです。
これをお蕎麦の汁にひたして食べたら、とても美味しかったです。

Dscn7894
午後の下り列車のために、喜多方~山都の松野踏切に行きました。
柿の木の向こうに線路が見えます。ここでは一昨年の最終日にきぬやまスカンクさんと二人だけで撮りましたが、今年は何本も三脚が並んでいました。
Dscn7895結局、下りのばんえつ物語号は喜多方の濁川鉄橋付近で撮りました。
最初は松野踏切にカメラをセットしていましたが、太陽がだんだん低くなり、列車通過の頃には日が陰る事に気付いて、急遽場所を移動しました。
これは大成功で、最後まで気持ち良く撮影できました。
ここでも、太陽はもう山の端に掛かっており、夕日に赤く染まる列車が印象的でした。

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2007年11月24日 (土)

ランチ・コンサート

Dscn7861 今日は福島市のビストロ・ミカサで、IN THE WINDのランチ・コンサートが有りました。
このお店はオムライスが有名で、ピアニカさんのブログで紹介されたことも有ります。
これは一度食べてみたいと思っていたので、これ幸いとIN THE WINDを応援するお仲間の、まさひでさんと一緒に行ってきました。
12時からと言うことでしたが、ちょっと早めに行ってお店の前で開店を待ちました。

    

Dscn7862マスターのお話では、前田豚のポークソテーなどもお勧めとの事でしたが、ピアニカさんは、「最初はオムライスから・・・。」と仰るので、素直に(笑)オムライスをお願いしました。
ふわふわ卵にスパイスの効いたケチャップライスがマッチして、とても美味しかったです。
Dscn7865 コンサートの方は、地雷也さんがお仕事の都合で遅れて到着したので、スタートが13時頃になってしまいました。
結果論ですが、美味しい食事をゆっくり楽しんで、その後コーヒーをいただきながらコンサートを聞くことが出来て、音楽を楽しむのには良かったと思います。
この日の出演者は菊地ご夫妻と、仙台市でご活躍中のベース奏者の、マシュウ桜井さんでした。

Dscn7863_2 今日の演奏曲目は次の通りです。
・悲しみのジェットプレイン
・No Other Name
・There Is A Ship
・北斗星
・Rich Man Poor Man
・Motherless Child
・And When I Die
・Don't Laugh At Me
・あかとんぼ
Dscn7864・I Shall Be Released
・北へ行く河
以上11曲でした。

桜井さんのベースは1889年製だそうで、とても貴重なウッドベースです。私達は、ベースのすぐ近くの席で聞くことができましたが、ベースの生音は最高でした。弓を使った演奏も有りましたが、心にしみ込む様な深い音色でした。
Dscn7872 地雷也さんの演奏と歌声は、福島サティ駐車場での、トラックの日関連のイベント以来でした。
今日はお仕事帰りとのことで、スーツ姿で登場しました。
さすがエリートビジネスマンで、スーツ姿も決まっていました。

Dscn7873桜井さんの専門はジャズベースだそうで、とっても格好良い演奏にしびれました。
ギターはお休みして、桜井さんのベースだけでピアニカさんが歌う曲もありましたが、ジャズの雰囲気が漂いすごく大人のムードでした(^_^;)

ゆっくり食事をして、ゆっくり音楽を楽しんで、お店を出たのはもう午後2時半を過ぎていました。
のんびりとした贅沢な午後でした。

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2007年11月10日 (土)

門デフってなぁに?

前回門デフC57の撮影記をアップしましたが、ピアニカさんから「門デフって何?」と言う御質問が有ったので、ここでお答えしたいと思います。

蒸気機関車には、ボイラーの先端部分(煙突の横)に、煙が車体に絡みつかないように風の流れを制御する目的で、屏風のような板が左右で計2枚取り付けられています。
この板がデフレクター(日本名:除煙板)で、鉄ちゃんの間では、略してデフと呼ばれています。

Dscn2672 標準型のデフを装備したC57180

当時の現役蒸気では、使用地域によっては、各部の点検のために切り欠かれていたり、飾りの付いた特定ナンバー機がいたりして、デフだけでもうんちくを語れるほどでした。

Dscn7234門デフを装備したC57180

九州の門司鉄道管理局小倉工場では、このデフの下半分を切り欠いた形状を発案し、管内の機関車が検査入場するたびに順次取り付けて行きました。
整風効果は標準デフとほとんど変わりなく、資材の節約になると言う理由だったようです。
Dscn7254このデフは、門司鉄道管理局型のデフと言うことで、略して門鉄デフとか門デフと呼ばれるようになりました。
九州では、ほとんどの形式に取り付けられましたが、やはり似合う形式とあまり似合わない形式が有りました。
細身のボイラーを持ったC55やC57では、門デフ装備機を絶賛する人が多いです。 旅客用機関車で、颯爽とした印象が強まるからですね。
Dscn3047今回のJR新潟支社の企画は、そんな門デフ好きの鉄ちゃん心理を見事に突きました。
オリジナルスタイルのC57も良いのですが、いつもいつも同じではねぇ・・・(^^ゞ
Dscn7432今回は、10月13日から門デフ仕様で運転を開始して、10月いっぱいの期間限定との事でしたから、この姿で運転されたのは6日間でした。
このうち、私が撮影に行ったのが3日。
バカですねぇ・・・(^^ゞ

いつもよりもカメラマンも多かったし、沿線ではそれなりの経済効果も有ったんじゃないでしょうか?
この成功に味を占めて(笑)、きっと来年も門デフC57が運転される事でしょう。
今回は、都合で行けなかった人も多いと思うので、需要はまだまだ有りますよ。>JR関係者各位
門デフC57が運転されれば、私もまた行くと思うし・・・(爆)

A1370_16オマケに、現役当時の門デフC57を。
日豊本線のC57117です。
門デフも様々なバージョンが有りますが、これは今回180号機に取り付けられたのと同じ形の様です。  

   

1973年(昭和48年)12月28日
日豊本線 佐土原~日向新富
A1370_60オマケその2です。
門デフと似ていますが、これは長野工場で取り付けられたデフで、通称「長工デフ」です。
似て非なる物ですが、これはC57よりもD51に取り付けられる事が多かったようです。
1984年(昭和49年)1月1日
日豊本線 都城駅

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