« あの日に帰りたい・・・かな? | トップページ | 発車シーン その2 »

2008年9月23日 (火)

発車シーン

今日はお彼岸。お昼を食べたら、お墓参りに行かねば・・・。

昨夜は、画像を用意しながらついうたた寝してしまい、アップできなかったのでさっさと上げてしまいましょう。

0330_076_2
昭和47年8月25日  羽越本線 坂町駅にて

前にも羽越線の夜の写真をアップしましたが、当時は夜の貨物列車が多くて、夜間撮影も楽しみのひとつでした。
そのため、夜間撮影を「よるたの(夜の楽しみ)」と呼ぶ方もおられました。
さて、次々と来ては発車していく貨物列車ですが、三脚を立ててバルブで撮るだけではなく、何とか手持ちで撮れないものかと考えました。
当時のフィルムは、ほとんどが感度(当時の表示方法だとASA)は100で、高感度のTriX(ASA400)は輸入品で値段が高いため、ほとんど使いませんでした。
その頃の私は、地元の天文同好会にも所属していて、良く星の撮影もしていました。
その時に使っていたX線間接撮影用の、フジXレイと言うフィルム(ASA400相当)を3倍程度に増感現像して撮ってみました。
この写真は、シャッタースピードは1/8程度でしょうか? このフィルムはベースが薄くて、明るい光源だとハレーションが起きやすいと言われていましたが、この写真でもそれが判ります。 
現像してみたら、ちゃんと機関車が写っていて、とても嬉しかったです。
今ならデジダル一眼の感度設定で、深夜でもある程度走行写真の撮影が可能になりましたが、あの頃は夜はバルブ以外での写真撮影は無理だと思われていました。
当然鉄道関係では、フラッシュ撮影は問題外でしたからね(^^ゞ
出来る事なら、最新のデジタル一眼レフを持って、あの頃に戻ってみたいですねぇ。

|

« あの日に帰りたい・・・かな? | トップページ | 発車シーン その2 »

コメント

SLの働く夜の鉄道は、光と影のペイジェントですね。迫力あります!!

投稿: ぼっちぼち | 2008年9月23日 (火) 22:29

うぉ~っ、煙と水蒸気の質感すごいですね。根性の賜ですね。確かにデジカメ、ISO 25600 なんて使えるけど、白黒モードにしてもあの頃の白黒フィルムのような締まりある黒が出るんだろうか。道具は発展して楽になったけど、そのぶん感動も拡散してしまったようで、「あの日に帰りたい」と思ってみても、もう帰れないのかも‥。帰りたいと思える日を記憶の中に持てたことがささやかな幸せ。

それにしても、ゾクゾクするような緊張と感動、すごい写真だ。

投稿: のいえ | 2008年9月24日 (水) 00:10

☆ぼっちぼちさま
そうですね。夜の鉄道は、光と影のハイコントラストの世界です。そんな世界に魅せられてしまったのですが、現在では蒸気をその題材にする事は難しいのが残念です。

☆のいえさま
お褒めいただいて恐縮です。
あの頃は道具が未発達な分、色々と工夫できて楽しかったですね。今のデジイチはISO25600なんて出来るんですか?それは凄いですね。そんなので星座を撮ってみたいです。あっ、露出を掛けられるくらいに空の綺麗なところを探さないとダメか(^^ゞ
これからも、時々コメントよろしく!

投稿: あべくま | 2008年9月24日 (水) 00:39

天体ファンなら水素増感なんて裏技もお持ちでは?
夜の蒸機、いいですよね。
バルブは勿論、たとえブレても走行をと考えたのは誰しもが同じですね。
アタシは専らTRI-Xで800〜1600の増感でしたが、
撮りきらないことには翌日の撮影に問題が生じますから、
巻き戻して別のフィルムで撮影後、またカメラに戻す、
なんてことをしてました。
ですから、出撃用具にはダークバック、パトローネ開けが必需品でした。
PANDOLやPRO-MICROLで増感現像したのを覚えています。

ちなみに普段はPLUS-XやPANATOMIC-X、NEOPAN-Fなどで写してました。

この手の写真は探すと結構出てきますよね。次回作も期待してます。
まさか、「女子高生と蒸機夜景」なんてのが出てきたりして・・・(笑)。

投稿: くろくま | 2008年9月24日 (水) 19:39

☆くろくまさま
水素増感も冷却カメラも、天文雑誌の解説は読みましたが、自分には縁が無い物だと思いました。
カメラは、自分のニコレックスFと、父親のニコンFを借りて2台使いでフィルムを使い分けていました。
ダークバックは非常用に携帯することも有りましたが、実際に現地で使ったことは有りませんでした。
次回作は・・・さて、どうしましょうか・・・?
さすがに「女子高生と蒸気夜景」は有り得ません(笑)が、「女子高生と蒸気」の絵は少しは有るので、いずれご披露できるかと思います(^^ゞ

投稿: あべくま | 2008年9月25日 (木) 00:47

あら、今回は早いペースで更新ですなぁ~
誰かに感化されてしまいましたか(笑)
さてさて、「ヨルタノ」に目が無いひぐま。もう~この画を拝見して、ヨダレダラダラ(笑)
バックの光を巧く使われてシルエットで射止める・・・
流石の技法と言うか、狙い方ですね!
音が聞こえてきそうな画って素晴らしいなぁと感心しきりです。
ヨルタノかJKシリーズか?どっちに進むのか楽しみにしております~

投稿: ひぐま3号 | 2008年9月25日 (木) 23:53

☆ひぐま3号さま
ヨルタノ写真、お楽しみいただけたようで、私も満足です(^^ゞ
これは狙いが上手く行って、本当に好きな写真です。
JKと言うか女性絡みの写真は、もう少しお待ちくださいませ(^_^;)

投稿: あべくま | 2008年9月29日 (月) 00:47

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 発車シーン:

« あの日に帰りたい・・・かな? | トップページ | 発車シーン その2 »