２４年前の初詣臨時列車

２４年前の元旦には、東北本線に初詣臨時列車が走りました。
運転区間は藤田～福島～二本松間で、終着駅での機関車交換を省略するために客車の前後に機関車を連結する、いわゆるプッシュプル運転を行いました。
しかも牽引機には引退間近なED781を起用するなど、極めてファンサービスの色合いが強い列車でした。
運転本数は、福島～二本松間が３往復、福島～藤田間が２往復でした。

朝の上り１番列車９５３２列車。
牽引機はED781です。
機関車の前面には、日の丸がはためいています。



金谷川～松川にて

南福島の下り線築堤を駆ける９５３３列車です。
下り側の牽引機はED75701です。
こちらの前面には、干支の兎のイラストが入ったヘッドマークが装着されていました。

金谷川～南福島にて
金谷川の高架橋を、今度は国道から見上げました。
２本目の上り列車　９５３４列車です。
ED78 1［福］　　　↑上り方面
オハフ５０ 2477
オハフ５０ 2481
オハ　５０ 2326
オハフ５０ 2474
ED75 701［福］　 ↓下り方面
藤田駅に進入する、９５３５列車です。
藤田駅周辺は、吹雪いていました。



藤田駅にて

９５３５列車は藤田駅で折り返し、上り９５３６列車になりました。
元画像はカラーですが、カビが凄いのでモノクロにしました。
ED78は、東北本線内での運転条件として、回生制動は使用禁止となっていました。

南福島の大カーブを行く９５３６列車です。




南福島～金谷川にて
金谷川の下り線カーブを行く９５３７列車です。
当日最後の列車で、この列車は福島駅止まりでした。


（※１月３日写真追加）
松川～金谷川にて


この初詣列車は、国鉄最後の年のお正月に、突然運転されました。
ED78が東北本線を走るのは、郡山工場への入出場以外にはほとんど無いので、このイベントは鉄道ファンに対する大きなお年玉でしたが、告知期間があまり無かったことも有り、地元ファン以外にはほとんど撮影する人を見かけなかったのが残念でした。