福島周辺の鉄道状況
3月11日に発生した巨大地震により、東北地方の鉄道網は大きな被害を受けました。
あれから1ヶ月以上経って、ようやく福島周辺にも列車が走り始めました。
幸か不幸か仕事は未だに自宅待機の日が多く、平日でも主なイベント(?)には撮影に行くことが出来ましたので、再開通前後の写真をまとめてみました。
新幹線ホームは明かりが消え、駅舎も立ち入り禁止に・・・。
被災後の福島駅西口の光景 平成23年3月12日 夕方に撮影
☆3月31日 奥羽線福島~米沢間開通
奥羽線は、既に米沢以北は開通していましたが、板谷峠越えはまだでした。
3月31日からはローカル列車と共に、「つばさ」も4往復走るようになりました。
駅に貼り出された暫定時刻表で、薄く色が付いているのが「つばさ」です。
「つばさ」は、新幹線ホームが被災しているし、東京方面はまだ開通していなかったので、在来線ホームからの発着でした。
なかなか珍しい光景でした。
地上ホームを出発し、米沢へ向かう「つばさ」です。架線のビームの上に見えるのは、東北新幹線の高架橋です。
この辺りでは、昔はキハ181系「つばさ」を撮ったことも有りますが、当時有った多くの側線や福島機関区への入出区線は、全て撤去されてこの奥羽線の線路だけが残っています。
福島駅構内外れの森合三河踏切にて
☆4月5日 東北線郡山~福島間開通
各地での復旧の状況は、駅に貼り出されたこのお知らせで告知されていました。
日々更新されていて、このお知らせを見るのが楽しみでした。
福島発郡山行きの、上り一番電車です。
どうせ暇なので(苦笑)、これに乗って郡山駅まで往復してきました。
一番電車は、E721系でP-29+P-35の4両でした。
これは南福島駅に進入するところです。
4月5日 7120M 南福島駅にて
朝の郡山駅です。
磐越西線経由の石油輸送列車の、DD51と磐越東線のキハ110です。
磐越東線は船引まで開通していました。
4月5日 郡山駅にて
☆4月12日 東北新幹線那須塩原~福島間開通
これで、東京から福島まで新幹線で結ばれました。福島から仙台までは、東北線に快速の「新幹線リレー号」が走ることになりました。
新幹線は併結運転は無くて、「やまびこ」も「つばさ」も、単独運転になりました。
車種は色々と使っていますね。
原色の200系も見かけました。
福島駅は、震災前は通過駅でしたが、今はとりあえず終着駅になっています。
そのため、折り返し列車の車両清掃チームが、ホームで列車の到着をお出迎えです。
そして、これを見てみたかったです。
「福島行き」の行き先表示です。
これはE4Maxの車体側面ですが、駅到着後すぐに表示は消されてしまいました。
これをじっくりと撮るなら、郡山駅あたりに居ないとダメかなぁ。
☆4月12日 東北線福島~仙台間 新幹線リレー号運転開始
新幹線リレー号に使用された車両は、12日に私が確認したのは583系・・・6両×1本,E721-500・・・4両×1本でした。
4月12日夕方 福島駅にて
上りの新幹線リレー号
車両はE721-500の4両編成です。
4月14日には、福島駅と東北線沿線で、583系とE721-500の4両編成を2本確認しました。
4月14日 東北線福島~東福島
福島9:33着の上り列車
各方面からの情報で、583系の他に485系も使用されているらしい事が判り、またもや車両確認に出かけました。 福島~東福島でいきなり2列車のすれ違いを見てしまいました。
4月16日 8:32頃撮影
福島9:33着の列車は、E721-500の8両編成でした。
編成は、上り方からP-501+P-502+P-503+P504 と綺麗に並んでいました。
4月16日 東福島~伊達
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