« EH800-901撮影 | トップページ | 冬の朝 »

2013年1月27日 (日)

新型SLのお披露目

福島市の協三工業(株)で、新しい蒸気機関車のお披露目会がありました。
Dsc_5033昨日からの雪も止んで、積雪は多いもののきれいに晴れ上がった中を、鉄友のかたべーさんとポチさんと3人で、福島市西部にある協三工業の本社工場に行きました。
工場の中央通路入り口では、こんな看板がお出迎えしてくれました。
Dsc_5056工場に入ると、試運転用の仮設レールが敷かれていました。
機関車の横で加藤社長や来賓の方々の挨拶があり、その後テープカットが行われました。
Dsc_5058テープカットの後はくす球が割られ、いよいよお披露目の運転となりました。
Dsc_5079今回製作されたのは、那珂川清流鉄道向けの6t Bタンク機関車で、レールゲージは762mmです。
そのスタイルは、かつて多くの鉄道ファンが訪問した、糸魚川の東洋活性白土の6t機にそっくりです。
Dsc_5137
Dsc_5158
Dsc_5096
工場内の試走とはいえ、ドレインを切り白煙を盛大に吐き出す姿は、なかなか頼もしいものでした。
見学者は思った以上に多く、一時は写真を撮るのも大変でした。
でも、機関車は何度も工場内を往復してくれたので、時間が経つうちにそれなりに撮影できました(笑)。
Dsc_5099機関車側面の銘板類です。
製造所銘板は、梁川のSLの様な大型銘板ではなく、糸魚川の6t機と同じ様な小型のものでした。
ちなみに、製造番号の「6101」は、6t車で創業以来通算で101台目であることを示しています。

Dsc_5127キャブ内を覗いてみました。
中央のゲージは、ボイラー圧力計です。
運転を担当していた組立課の社員は、まだ機器に馴染みが出ていないので、加減弁が重くて何往復も運転して疲れたと話してくれました。
新車ならではの事でしょうね。
Dsc_5166
周囲に人が少なくなったところで、形式写真風に撮ってみました。
ピカピカの新車なので、横に居た人影が写ってしまいました。



おまけの写真です。
Dsc_5050協三工業と言えば、入換動車です。
旧国鉄時代のローカル線の、小さな貨物取り扱い駅には、必ずと言って良いほど協三や加藤の入換動車が居ました。
これは、JR東の郡山総合車両センター所属の20t機です。 検査入場でしょうか?


今日は、本当に良いものを見ることができました。
お世話になった協三工業の皆さん、ありがとうございました。   

|

« EH800-901撮影 | トップページ | 冬の朝 »

コメント

今日はお疲れ様でした。お陰様で、新製の蒸気機関車をみる事ができました。そして、構内でのまさかの本気走行シーンを見る事ができて感激です。
又いつか、那珂川清流鉄道で再開できると良いですね。今日のNHKのニュースでは、1~2回/年動かすとの事でしたのでチャンスは少なそうですが・・。那珂川清流鉄道もHP見たら凄い所でした。

投稿: ポチ | 2013年1月27日 (日) 21:59

復活でなく、新製したってところでスゴイですね。那珂川清流鉄道で活躍するんですか。本線を走っているところを見て見たいです。

投稿: ぼっちぼち | 2013年1月28日 (月) 21:40

☆ポチさま
久し振りの協三工業でしたが、楽しかったですね。
あれほど盛大な式典が有るとは思いませんでしたが、試走の回数も多くて満足の一日でした。
納入先へも行ってみたいですね。

投稿: あべくま | 2013年1月28日 (月) 23:50

☆ぼっちぼちさま
この平成の時代に、新製蒸気が見られるなんて幸せです。
那珂川清流鉄道は、HPを見ると保存車両も凄いですね。
ここで走る姿も見たいです。

投稿: あべくま | 2013年1月28日 (月) 23:53

え?
コレ新製なんですか?

小型機とはいえ、まさか平成の時代に新製蒸機とは・・・

那珂川清流鉄道、黒磯に1件だけお客さんがあるので、そこに行くついでに・・・


あくまで、お客さんのところに行くのが目的ですけどね(棒読み)

投稿: 軌道戦士ヤマザキUC | 2013年2月 2日 (土) 19:14

☆軌道戦士ヤマザキUCさま
はい、これは新製蒸気機関車です。
協三工業で前回製造したのが、東京ディズニーランド向けの10tテンダー機(オイル焚き)で、20年ほど前の事でしたから、私も驚きました。
あらま、あっちの方にお客さんが居られるんですね。
それは是非偵察を・・・(^^ゞ

投稿: あべくま | 2013年2月 3日 (日) 20:15

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 新型SLのお披露目:

« EH800-901撮影 | トップページ | 冬の朝 »