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2013年3月24日 (日)

村上ひな街道号撮影記 (後編 )

Dsc_5454操車掛の人が来て、C57の入換が始まりました。
坂町駅にはEF81と客車が停まっていますが、これから列車の上り側に連結するのです。
私達を含めて、かなりの見物人が居たからでしょうか、結構な煙を出してくれました。
3月23日  坂町駅北方にて
Dsc_5467機関車を付替えて、再び村上駅まで回送します。
私達も再び荒川橋梁付近に行きました。
最後尾はテンダー機関車の逆向き運転なので、運転速度はかなりゆっくりでした。
坂町~平林  回9935列車
Dsc_5480急いで追っ掛けたら、予想通り追い着きました。
列車は、岩船町で3分ほど停車時間が有りましたが、それと共に国道7号線がそんなに混んでいなかったのも幸いでした。
岩船町~村上  回9935列車
Dsc_5488回送列車の後追い撮影です。
ばっちり順光で、良い眺めでした。
青い客車は、オヤ12です。
今回は珍しい編成になりました。
岩船町~村上  回9935列車
Dsc_5500
 平成25年3月23日   羽越線 村上~岩船町   9826列車
午後の列車は、とても良い光線状態で撮影できました。
お天気は良いけど風が強くて、煙は横に流れて暴れました。
雑多な背景を隠してくれて、かえって良かったかもしれません(笑)。

Dsc_5503目の前に「57」のキロポストが有ったので、ちょっとお遊びに挑戦しました。
57km地点を行くC57です。
スピードが速いので、タイミングを見計らってシャッターを押すのが精一杯でした。 
何とか両方入れて写せて、ちょっと安心しました。
村上~岩船町  9826列車
Dsc_5508すぐそばを日本海東北道が走っており、ICも有ったので躊躇わず高速道路で追っ掛けしました。
列車交換がある中条駅南方の跨線橋に着いたら、C57はもう到着していました。
ここでは特急「いなほ」に道を譲りました。
中条~金塚
Dsc_5523中条駅の発車の時は、日が翳って気温が下がりちょっと寒くなりました。
ひな街道号は、ここでも良い煙と力強いドラフトを楽しませてくれました。 やはり風で煙が流されたのは、少し残念でしたけど・・・。
この跨線橋付近に居たカメラマンの数は、この日見た中で最高でした。
中条~金塚 9826列車
Dsc_5533この日最後の写真は、白煙たなびく後姿のこれでした。
この後はお土産を買い、関川村にある国道113号線の道の駅で温泉に入り、赤湯のとんかつ屋で晩御飯を食べて帰宅しました。
一日の走行距離は約470km。 寄り道しすぎで、帰宅は23時ちかくになりました(笑)。
 

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2013年3月23日 (土)

村上ひな街道号撮影記 (前編 )

3月23~24日は、羽越線でC57牽引の「村上ひな街道号」が走ると言うので、発表が有った時から楽しみにしていました。
沿線の雪も消え、お天気もそこそこのようなので、23日は撮影に出かける事にしました。
最初御一緒するはずだったポチさんは、急に仕事で行けなくなったので、家内と二人で朝5時起きして、交替しながら運転して羽越線を目指しました。

Dsc_5364何年も前に「D51ひな街道号」を撮った加治川橋梁は、土手に車を乗り入れる事が出来なくなった上に、上下線の間の雑草や築堤の雑草・低木が邪魔で撮りにくくなったので、下見しただけでパスしました。 運良く上り貨物が撮れたので、此処はこれで良しとしました(笑)。
羽越線 加治~新発田 上り貨物

Dsc_5366中条までの間でどこか無いかと探していたら、金塚駅が目に付きました。
下見のつもりでホームに入ったら、村上~坂町で回送列車を牽引するEF81の単機回送がやって来ました。
ヒサシ付きの143号機でした。
羽越線 金塚駅にて
Dsc_5369金塚駅以北は単線ですが、ひな街道号と交換になる上りのローカル電車が来ました。 新潟色の115系でした。
これで、ひな街道号が入る下り線の信号機が青に変わりました。
羽越線 金塚駅にて
Dsc_5378金塚駅の上り方は複線になっていました。
ずっと直線なので、遠くからだんだん近付いてくるのが判りました。
羽越線は平坦だと思っていましたが、こちらに向けてわずかに登っているようで、予想外の良い煙を出してくれました。
金塚駅にて 9929列車
Dsc_5388
 平成25年3月23日  羽越線 金塚駅にて   9929列車

4日前に磐越西線であった「ばんえつ物語号」の試運転では、門デフを装着していたそうなのでとても期待していたのですが、何と普通デフの姿でした。

Dsc_5395金塚駅を後にして、国道7号線をどんどんと北上したら、坂町駅停車中に列車を追い越したようなので、坂町駅近くの荒川橋梁付近で撮る事にしました。
荒川橋梁への築堤を登る姿ですが、逆光の上に横風が強くて煙が全部向こうへ流れてしまいました。
坂町~平林  9929列車
Dsc_5408次の撮影地を求めて場所を移動しようとしたら、鉄嫁が「きらきらうえつ」が来ると言うので、同じ築堤の順光側で待ち構えました。
SLのすぐ続行で来たので、村上駅では2列車の顔合わせシーンが見られたことでしょう。
坂町~平林  8871M
Dsc_5419村上に到着した列車は、C57の方向転換の為に坂町まで回送されます。
羽越線の貨物列車は、EF510が大量に進出して居るようで、貨物牽引のEF81の姿は見ることが出来ませんでしたから、この回送列車は、貴重なEF81牽引の列車です。
村上~岩船町   回9934列車
Dsc_5434以前の坂町機関区は、今は更地になって枯野原の様になっていましたが、その中に転車台だけがポツンと残されていました。 C57の方向転換に間に合わなかったのが残念でした。
Dsc_5444C57は方向転換した後、機関区の出区線でしばらく待機していました。
ここが機関区と駅の境界の様で、線路脇に標識が有りました。
待機するC57を眺める家内です。
しかし、この辺りには思ったほど同業者が居なかったのが、とても不思議でした。


諸般の事情により、撮影当日の日付でアップしております。

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2013年3月16日 (土)

早春の米坂線沿線へ

先週の土曜日(3月9日)の事です。
母が亡くなって以来何かと忙しなく過ごしてきたし、つい数日前まで寒かったのに急にポカポカ陽気で暖かくなったので、久し振りに気晴らしで遠くまで出かける事にしました。
Dsc_5291板谷峠を越えて、とりあえず赤湯あたりの日帰り温泉にでも行こうと車を走らせましたが、いつの間にか米坂線の沿線でカメラを構えていました(笑)
道路はすっかり乾いていましたが、一面の田圃はまだ雪景色です。
米坂線 犬川~今泉  1131D

130309_132214お昼は飯豊町の農家レストラン「エルベ」に行きました。
ここは地元の食材に拘った人気のお店です。
前庭のハーブ畑はまだ雪が大量に残っていて、駐車場から見ると建物が雪に埋もれたように見えました。
Dsc_5302食事の後は、小国辺りの横川ダムに行くことにしましたが、時刻表を見るとちょうど上り列車が来る様なので、ついでに撮影することにしました。
順調に行けば、どうやら伊佐領あたりですれ違いそうなので、名所の眼鏡橋で待つことにしました。
青い空、残雪の山、深い谷川と、眺めているととても癒される光景です。
ところが、お立ち台の国道113号線の橋梁は大型トラックがバンバン走って来て、とても揺れてなかなか落ち着かない処でした。
しかもやって来たのは、キハの単行でなんだかなぁ・・・でした。
 伊佐領~羽前沼沢 1130D

Dsc_5307横川ダムは、小国町の荒川水系横川にある重力式コンクリートダムです。
国道113号線から脇道に入り、10分ほどで到着しました。 ここは国土交通省の管理下にあり、右側の管理事務所でダムカードが貰えました。
130309_145322国道から横川ダムに向かう道路です。
暖かくなったとは言え豪雪地帯なので、きちんと除雪された道の両側には、けっこう高い雪の壁が出来ていました。
Dsc_5311帰りにはちょっと時間が有ったので、手ノ子駅に寄ってみました。
米坂線の現役時代には、キューロク撮影に何度か訪れましたが、無煙化後はとんと御無沙汰でした。
Dsc_5316今は無人駅なので、ホームに入ってみました。 ホームも道床も、もう雪が消えました。
昔は列車交換も有ったのですが、今は単線の駅になっています。
沿線には時々撮影に行くので、たまにはこのホームでも撮ってみようかと思いました。

 

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2013年3月 3日 (日)

不謹慎かなぁ?

前回の記事で母の訃報をお知らせしましたが、斎場は東北本線のすぐ横なので、控え室の窓からは列車が丸見えでした。
父の時もここでしたが、まさか母もここで葬儀が出来るとは思ってもいませんでした。

父の時は自宅から棺をここへ運んだので、さすがに窓から外を眺めるだけでしたが、今回は母の遺体は最初からここに運ばれたので、控え室で過ごす時間も長くなり、手元にカメラもあったのでついつい・・・(笑)
葬儀と言う非日常の中で、こんな普段やるような列車の撮影をしていると不謹慎と思われるかもしれませんが、こんな何気ない事が気を落ち着かせ精神のバランスを保ってくれたような気がします。

Dsc_5208ここは、私が子供の頃に住んでいた矢剣町とは線路をはさんで反対側になります。 言ってみれば、父母の若い頃の生活圏でもありました。 これも何かの縁ですね。
下り列車を見るには、特に良い所でした。 昼間は逆光になるので、露出が難しくなりましたが・・・。
平成25年2月17日

Dsc_52102月17日(日)は、北海道からHD300-901が戻る日だと、家内が言っていました。
朝から斎場に詰めていましたが、午後3時からの納棺までは暇なもので、ネットで回送情報を探しまわって何とか撮影することが出来ました。
回送列車は、大雪と強風で遅れていたためか、かなりのスピードで走り去って行きました。
Dsc_5212
  平成25年2月17日  東北本線 福島~南福島 
HD300の後部は、ここまでの暴風雪の凄さを物語るような、雪まみれの姿でした。
Dsc_5227この斎場の窓から見ると、下り線の荒川橋梁が真正面に見えました。
上り線の架線柱がちょっと邪魔でしたが、もしももっと長玉が有れば・・・(笑)
やって来たのは、やや遅れの震災瓦礫輸送(戻り)列車でした。
Dsc_5228福島駅構内に入った、下りの震災瓦礫輸送列車(8071列車?)です。
上りの列車は時々見掛けますが、下り列車は初めて見ました。
Dsc_524417日はお通夜で、そのまま斎場のこの部屋に泊まり、一晩中列車の音を子守唄代わりに聞きながら寝ました。
翌日は告別式でしたが、早朝は何もすることが無く、列車が来れば撮影することも出来ました。
この列車は、今のところの最終ナンバー(?)80号機の牽引でした。
初撮影で、ちょっと嬉しかったです。
平成25年2月18日  南福島~福島   

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